【送迎は1人でしていい?】放課後等デイサービスの送迎ルールと注意点を確認
放課後等デイサービスにおける送迎業務は、 様々な状況に対応する必要があり、 担当のスタッフに大きな負担がかかることもあります。
この記事では、「送迎をスタッフ1人で行っても良いのか」という論点で 送迎のルールや注意点について詳しく確認していきます。
1. 送迎は1人で行っても問題はない?
結論からお伝えしますと、放課後等デイサービスの送迎において、 スタッフが1人で送迎を行うことは基本的に問題ありません。
しかし、特定の状況下では注意が必要です。
例えば、対応が難しい子供が同乗していた場合や、 相性が悪い子供たちが同乗していた場合には、 1人での送迎が困難、もしくは好ましくない場合があります。
このような場合には、事前に子供たちの特性や関係性を把握した上で
「子供たちが送迎中に退屈しないような活動や娯楽を提供する」
「車内でも物理的に距離を置く」
「送迎組みを行う時点で同乗させないようにする」
といった対応を検討しつつ、 スタッフ2人以上が同乗して対応することも検討すると良いです。 あるいは、親御さんに迎えにきていただくような取り決めにしておいても良いかもしれません。
2. 複数人で送迎を行う場合の注意点
送迎を2人以上で行う場合は、注意しておくことがあります。
まず、サービス提供時間内に送迎に出たスタッフは人員配置に含まれないとされています。 送迎規定では、送迎中のスタッフは他の子供達へ支援ができなくなるため、 人員配置から除外されるとされているのです。
参考⇨【規定や注意点を知っておこう】放課後等デイサービスで送迎業務を検討している事業所へ
また、事業所内には誰かがいるようにしておくべきです。
送迎中の突発的な状況や緊急時に迅速な対応が必要となるため、 事業所内に常にスタッフを在中させ、万が一に備えておく必要があるのです。
そのため、事前にスタッフの人数を把握しておき、 2人で送迎に行っても問題ないかを判断しましょう。
参考⇨【実例】放課後等デイサービスの送迎で親がいない、家族が不在の時の対処
3. 送迎に必要な人数を把握するためには
送迎に必要なスタッフの人数を把握するためには、事前に送迎が必要な利用者を把握しておくことが不可欠です。
具体的には、送迎が必要な子供のリストを作成し、何時に、どこに送迎が必要なのかを明確に把握しておく必要があります。遅くとも前日までに、送迎が必要な子供のリストや詳細な情報が確認されていなければ、 適切な送迎を組むことは難しいです。
送迎に必要な情報を正確に把握し、事前に計画を立てることで、 子供たちの安全と円滑な送迎を確保することができるのです。
上記の送迎情報を保護者から収集し、事業所内で管理するための表がございます。
エクセルファイルとしてダウンロードできますので、 もしよろしければ使ってみてください。
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【テンプレートあり】放課後等デイサービスの送迎表の運用方法と注意点
4. 送迎スケジュールを管理できるおすすめのツール
私たちが開発した【送迎スケジュール管理アプリ pick!】は 保護者が送迎を予約する形で送迎情報を入力し、 事業所側がそれらを確認しながら送迎スケジュールを管理することができるアプリです。
保護者からの送迎希望の有無、時間や場所の聞き取り、 送迎スケジュール表の作成などでお困りの事業所があれば、 ぜひ使ってみていただきたいアプリです。
30日間の無料トライアルで ぜひお試しください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本記事では、放課後等デイサービスにおける送迎業務の様々な状況に対して、 スタッフ1人だけで送迎することのルールや注意点、 そして対応策について解説していきました。 ぜひ、これらのポイントを参考に、 より良い送迎サービスを提供できるよう取り組んでいただければと思います。